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Sandbox Smart 珈琲焙煎機 R2を実際に使ってみて分かったこと7選

  • 自宅で自分好みの焙煎を気軽にやりたい
  • オススメの焙煎機が知りたい
  • 焙煎機って設置が大変そう…

と思うことはありませんか?

家でコーヒー焙煎をするとなるとハードルが高いと思ってしまいますよね。

この記事ではコーヒー系ユーチューバーがこぞって紹介しているサンドボックスR2焙煎機を実際に使ってみてわかったことを正直にご紹介します。

結論…

  • 焙煎の初心者
  • 本格的な焙煎をしたい人
  • 副業としてコーヒー豆を売りたい人

など幅広い層にオススメの焙煎機です!

Sandbox Smart R2とはアプリ操作できる電気式焙煎機

200g~550gまでアプリ操作で焙煎できる大容量の電気式焙煎機です。

浅煎り・中煎り・深煎りの自動焙煎モードがあり、初心者でも自宅でカンタンに焙煎できます。

自動焙煎モードの種類
  • プリセット曲線…サンドボックススマートが推奨する浅煎り・中煎り・深煎りの焙煎曲線
  • アドバンス曲線…国やコーヒー豆の精製ごとに推奨する浅煎り・中煎り・深煎りの焙煎曲線
  • コンペティション曲線…2021年〜2022年のコーヒー焙煎大会で1位〜3位に入賞した焙煎曲線

※アドバンス曲線、コンペティション曲線は有料です。

また、ガラス窓から豆の様子が見えたり、ファン・火力・ドラム(回転速度)がデジタルで設定できます。

焙煎がどのような温度変化で行われたのかもグラフですぐに分かるので、緻密な焙煎レシピを組むことも可能です。

Sandbox Smart アプリ会員の種類

サンドボックスのアプリには

  • 登録なし
  • 一般会員
  • VIP会員

の3種類の会員があります。

登録なし

アプリをダウンロードする際にアカウント登録をしないと【登録なし】扱いになります。

  • プリセット曲線のみしか使えない
  • 焙煎履歴の保存数は20件
  • 月額無料

一般会員

アプリをダウンロードする際にアカウント登録をすると【一般会員】扱いとなります。

  • アドバンス曲線
  • コンペティション曲線
  • 焙煎履歴のエクスポート・比較
  • 超低VIP価格(ストア内での買い物が最大5%オフ)

が使えません。

マイ曲線・焙煎履歴・受診ボックスはそれぞれ20件保存でき、月額料金は無料です。

一般会員の中にレベルが1〜3までありますが、公式サイトで買い物をするとレベルが上がっていくそうです。

ご利用ポイント:1(NTD、新台湾ドル)ご利用ごとに、実際のチェックアウト金額に応じて1ポイントが貯まります (配送料はポイントとしてカウントされません)。.貯まるポイントは3ヶ月ごとにカウントされ、4つのセッションがあります(1月〜3月、4月〜6月、7月〜9月、10月〜12月)。 .各期間は期間の最終日に精算され、次の期間の会員レベルが計算され、ポイントはゼロにリセットされます。

公式サイトより引用

レベル3となると有料曲線も使えるようになりますが、3ヶ月ごとにポイントがリセットされるのでレベルを維持するのは難しいかもしれません。

  • 有料曲線は使えない
  • 焙煎履歴の比較、エクスポート(共有)ができない
  • マイ曲線・焙煎履歴・受診ボックスはそれぞれ20件保存可能
  • 月額無料
  • 一般会員のレベルを維持するのは実質難しい

VIP会員

全ての機能を使うことができ

  • マイ曲線
  • 焙煎履歴
  • 受信ボックス

がそれぞれ20件から100件に増加しています。

VIP会員でやはり大きなメリットとなるのはアドバンス曲線・コンペティション曲線が使えることですね。

それに加えて焙煎度の計測(浅煎り・中煎り・深煎り)もできます。

月額580円の有料会員です。

  • 有料曲線が使える
  • 焙煎度が計測できる
  • マイ曲・焙煎履歴・受信ボックスが100件保存
  • 月額580円の有料会員

Sandbox Smart R2を実際に使ってみて分かったこと7選

①最初は自動焙煎を使った方がイイ

始めから自分のオリジナルの焙煎を作るんだ!と意気込んで、マイ曲線やフルマニュアルモードをやろうとすると痛い目にあいます。

ファン・火力・回転速度など、1単位で調節することができるので緻密過ぎてわけわからなくなるからです。

他にも予熱・第一クラック(1ハゼ)・第二クラック(2ハゼ)の火力やファンやドラム(回転速度)など調節できるところがたくさんあります。

始めは曲線データベースで自動焙煎を行い、豆温度の変化や焙煎後の味わいを評価して、そこから自分なりの焙煎を作っていくのが一番の近道です。

ただし調節するのは一つずつ。

ロースト

複数の調節を一度に行うと、どれが影響しているのか迷子に…

②自動焙煎は焙煎時間は長くなりがち

自動焙煎(プリセット曲線・有料のアドバンス曲線やコンペティション曲線も含む)は失敗を避ける為か、全体的な焙煎時間が長いように感じます。

あくまで私の場合ですが、浅煎りでも14分〜15分、中煎りだと16分〜17分、深煎りだと17分〜18分くらいが平均的な焼き時間です。

長時間焙煎は必ずしも悪とは限らないのですが、やはり風味が抜けやすかったり焦げやすくなります。

個人的にはザックリですが、浅煎りは10分前後、中煎りは13分前後、深煎りは16分前後で焼けると美味しくなるイメージです。

③VIP会員になっても細かな数値は分からない

VIP会員の最大のメリットはアドバンス曲線・コンペティション曲線が使えることです。

月額580円と低価格で、国や精製ごとの細かな違いの焙煎曲線、大会で使用した焙煎曲線を使えると考えたらおトクだと思います。

ただ毎月支払うのも微妙なので、時間・火力・ファンをメモってマイ曲線にしてからVIP会員をやめようとたくらんでいたのですが…

時間・火力・ファンなどの細かな数値は見れず、温度変化しか見れません。

もしやるとするなら、温度変化から自分で時間・火力・ファンを予想してトライ&エラーを繰り返すことになります。

それはそれで焙煎の勉強にもなるし、楽しいのでオススメです。

④火力を100%にすると温度センサーがおかしくなるかも

焙煎時、火力を100%にしていたことが一時期ありました。

それが原因かは定かではないですが、その後は温度表示が低く表示されるようになったんです。

1ハゼの温度は最初170℃〜180℃だったのですが、火力を100%で焙煎してからは160℃前後で一ハゼがくる事が多くなりました。

10℃〜20℃低く表示されるイメージですね。

ロースト

温度センサーの位置がズレたんかな~って思ったんですが、ズレておらず。

温度センサーだけ新しいものに交換したら170℃〜180℃で1ハゼがくるようになりました。

火力100%で温度センサーがおかしくなることはあるのか、直接問い合わせると…

【豆の種類や環境によっても変わるし、温度センサーがずれた可能性が高い】とのこと。

ただ個人的には火力100%にすると、やはり劣化は早くなるのかな~と思っています。

⑤チャフの掃除がしやすい

チャフは自動的に下のチャフ受けに落ちてくれるので周りに散らばらず、掃除がめちゃくちゃしやすいです。

チャフ受けに落ちたチャフをゴミ箱に入れる、ただそれだけで掃除ができちゃいます。

ただ使用頻度にもよりますが、1ヶ月に1回くらいはダクトの掃除が必要になります。

今では20分くらいで終わりますが慣れないと1時間以上かかってしまう事もありました。

⑥意外にコンパクトで家庭のキッチンにも収納◎

Sandbox Smart R2は

  • 縦32.8㎝
  • 横27.5㎝
  • 奥行き38㎝

と550gも焼ける焙煎機にしては非常にコンパクトです。

購入した当初は専用の焙煎スペースがなかったのでどこに置くか問題がありましたが、私の場合キッチンの下の棚にピッタリと収まりました。

家庭で使える焙煎機として考えられているサイズだと感じました。

⑦排煙機なしで何とか使えてる

現在は専用の焙煎スペースがあるのですが、購入した当初はキッチンの換気扇の下で焙煎を行っていました。

窓を全て開けて、しっかりと換気を行えば排煙機がなくても私は気になりません。

ロースト

扇風機を回すとより効果的!

壁紙が汚れることもありませんでした。

ただし2〜3時間ほどニオイは残るので、気になる方は排煙機も同時に購入するのがオススメです。

個人的には焙煎の香りが大好きなのでそこまで悪とは思いませんが…

でも集合住宅では隣との距離も近いので排煙機は必需品になってくるかと思います。

しっかりと換気ができ、近くに住宅がない環境、そしてご家族の許可があれば排煙機を購入するのは様子見でイイかもしれません。

コーヒー系人気YouTuberもプラスの評価

sandbox smart r2はコーヒー系のYouTubeで人気の

  • 岩崎泰三さん
  • WAKO COFFEEさん
  • 川野優馬さん

もプラスの評価をされています。

もちろん中には悪い点もあるようですが、メリットデメリットはどの焙煎機にもあります。

コーヒーの第一線でご活躍されている方々にも評価されている焙煎機なので信頼性がありますね。

岩崎泰三さん↓↓

WAKO COFFEEさん↓↓

川野優馬さん↓↓

sandbox smart r2のメリット

①1度に550gまで焙煎できる

家庭用の焙煎機というと200g〜300g前後の容量が多いですが、sandbox smart r2は550gまで焙煎できます。

ただ実際に焙煎するとなると容量の70%〜80%くらいが良いと言われているので、約440gが限界としても家庭用焙煎機としては十分です。

容量が少ないとこまめに焙煎しなければならないので手間になってしまいますが、440gも焼ければ、しばらく焙煎しなくてOK!

豆が余ってしまったとしても、冷凍保存すれば風味が保たれるので心配いりません。

業務用としても使えます。

ちなみに

  • 容量が200g…約160g
  • 容量が300g…約240g
  • 容量が400g…約320g

が適正な焙煎量となります。こうしてみると適正に焼ける量は少なく見えますね。

容量Maxで焙煎できないこともないですが、少しでも良く焙煎したい方は容量の70〜80%が妥当です。

②アプリで自動焙煎ができる

これもスゴイですよね。

焙煎機というと、焙煎中は前に張り付いて調整しているイメージですが、Sandbox Smart R2はデジタルで数字をいじってアプリで焙煎できちゃいます。

ただし安全上、その場を完全に離れるのはオススメできないですが…

あとは1ハゼ、2ハゼのタイミングでボタンを押すだけ。

あらかじめ決められたプロファイルで自動焙煎もできますし、自分でこだわったプロファイルを作って焙煎もできます。

アプリでできるので、他の焙煎機より家庭的に近づいた焙煎機ですね。

③焙煎度の計測もできる(VIP会員のみ)

焙煎初心者にアルアルなんですが…

ロースト

コレって浅煎り?中煎り?深煎り?

と焙煎後の豆を見て思うことはありませんか?

本やネットで焙煎ごとの写真があるので、見比べることもできますが、何か不安…

と思う方にオススメなのが焙煎計測器です。

白紙の上にコーヒー豆を並べてスマホで撮影するだけでカンタンに焙煎度が計測できちゃいます。

ただし、しっかり計測するには手順がありますので、それは別記事でご紹介します。

VIP会員のみなのがちょっと残念…

④設置と収納がラク

直火式や半熱風式の焙煎機だと、ガスと連結したりガスコンロを使用するので正直大変ですが、sandbox smart r2は電気式なのでコンセントにつなぐだけです。

収納もウチの場合はキッチンの下の棚にすっぽり入りました。

容量550gの焙煎機でここまでコンパクトなのは驚きですね。

sandbox smart r2のデメリット

①金額が高い

一番のデメリットはコレですね…

Amazonや楽天では2025年9月現在、約33万円です。

イイ機能を持っていればその分高くつくわけです。

でも使いこなすことさえできれば、本当においしいコーヒーが自宅で気軽に飲めます。

お店でコーヒー豆を買うと高くついてしまいますが、自宅で焙煎すれば原価のみなので長い目でみればコスパいいです。

容量的には業務用としても使えます。

ここに価値を感じるかどうかですね。

②台湾語に苦戦

メンテナンスはYouTubeで紹介しているので一通りのメンテナンス方法や部品の交換方法などを知りたくてsandbox smartのチャンネル登録をしました。

しかし動画の題名が台湾語で何の紹介をしているのか分かりませんでした。

動画の中身は字幕で日本語の表示が出てくるので理解できますが、動画の題名が分からないので、グーグルレンズで翻訳したり、一度再生したりして、一通り理解するのに苦戦しました。

台湾製なのでサポートに不安がありましたが、問合せにも、すぐに返信がくるので今のところ問題はありません。

③部品交換の送料が高い

温度が低めに表示されるようになり温度センサーの交換を依頼した事がありました。

その際に台湾から送る事になるのでザックリ3000円くらいの送料がかかったんです。

温度センサーと合わせると約7000円くらいの出費に…

やはり台湾製たるデメリットですね。

④操作に慣れるのに時間がかかる

自動焙煎だとしても1ハゼや2ハゼのタイミングでボタンを押す作業が必要になります。

最初は1ハゼ、2ハゼの音を聞き分けるのが難しいです。

また1ハゼが連続で3回くらい鳴ったタイミングで押す事や、1ハゼのボタンを押すと、もう少し焙煎したいと思った時でも時間を延ばせなかったり…(浅煎り、中煎りの場合)

豆によっては長時間焙煎してるのに1ハゼが全然こないことも。

でも同じ豆を何度も焙煎していればどのくらいの時間で、温度帯で1ハゼ・2ハゼがくるのか分かってくるので慣れてくれば問題ありません。

Sandbox Smart R2はどんな人にオススメ?

  • 自宅で気軽に焙煎がしたい人
  • 1度に多くの焙煎を済ませてラクしたい人
  • こだわりの焙煎をしたい人
  • 業務用として使いたい人
  • 焙煎プロファイルを比較、調整したい人
  • ガスの連結やガスコンロを使用するのがメンドウな人

自宅で気軽に焙煎したい人からこだわりの焙煎したい人、業務用として使いたい人まで幅広い層にオススメの焙煎機です。

決して安い買い物ではありませんが、高機能の最新焙煎機なのでそこに価値を感じる方はぜひ検討してみてください。

生活が変わりますよ。

まとめ:Sandbox Smart R2は幅広い層にオススメの最新焙煎機

Sandbox Smart R2を実際に使ってみてわかったこと、メリット、デメリット、どんな人にオススメなのかご紹介してきました。

実際に使ってみてわかったこと
  1. 最初は自動焙煎を使った方がイイ
  2. 自動焙煎は焙煎時間は長くなりがち
  3. VIP会員になっても細かな数値は分からない
  4. 火力を100%にすると温度センサーがおかしくなるかも
  5. チャフの掃除がしやすい
  6. 意外にコンパクトでキッチンの棚におさまった
  7. 排煙機なしで何とか使えてる

メリット
デメリット
  • 1度に550gまで焙煎できる
  • アプリで自動焙煎ができる
  • 焙煎度の計測もできる(VIP会員のみ)
  • 設置と収納がラク
  • 金額が高い
  • 台湾語に苦戦
  • 部品交換の送料が高い
  • 操作に慣れるのに時間がかかる

どんな人にオススメ?
  • 自宅で気軽に焙煎がしたい人
  • 1度に多くの焙煎を済ませてラクしたい人
  • こだわりの焙煎をしたい人
  • 業務用として使いたい人
  • 焙煎プロファイルを比較、調整したい人
  • ガスの連結やガスコンロを使用するのがメンドウな人
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決して安い買い物ではないですが、そこに価値を感じる方はぜひ購入を検討してみてくださいね!

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