コーヒー研究

【くるみ編】コーヒーに合う最適なナッツとコーヒーの割合について

今までにないコーヒーを作りたいというオモイから、コーヒーとナッツの研究をしている今日この頃です。

前回は粉砕したクルミの最適なロースト温度について検証し【180℃で10分ロースト】がベストという結果となりました。

今日はその180℃のクルミを使ってコーヒー粉との最適な割合についての検証していきたいと思います。

検証方法

普段使いを想定してコップの上に引っ掛けるドリップバッグを使います。

ドリップバッグに180℃でローストしたクルミ粉を2g入れ、その上からコーヒー粉を8g、9g、10gとそれぞれ量を変えたモノを準備します。

約90℃のお湯を準備したら

  • 始めに50g入れ、30秒間蒸らす
  • 30秒たったら50g投入(計100g)
  • 1分になったら40g投入(計140g)
  • お湯が落ち切ったら外す

以上の方法でクルミ粉量は同じでコーヒー粉量が違うとどのように味わいが変わるのか、熱々の状態と冷めた状態でそれぞれ検証を行います。

コーヒー粉8g クルミ粉2g

熱々の状態

コーヒー粉が一番少ない分、クルミ風味を一番感じることができました。

ただクルミの存在感が強すぎて、コーヒーが負けてしまっている感があります。

苦味、酸味については軽めですが、クルミのコクがしっかりとあります。

冷めた状態

やはりクルミ風味、コクが強く、もはやコーヒーなのか分からなくなってしまいました。

苦味・酸味については軽めなので、飲みやすさは一番感じます。

ただ、やはりクルミ風味が強すぎますね。

クルミ風味
(5.0 / 5.0)
苦味
(3.0 / 5.0)
酸味
(3.0 / 5.0)
コク
(4.5 / 5.0)

コーヒー粉9g クルミ粉2g

熱々の状態

飲んだ瞬間にコレだ!と思いました。

コーヒーの美味しい酸味、苦味、コクを邪魔せず、ほのかにクルミの香りがする味わいです。

これ以上クルミ風味が強くなるとコーヒー感が薄れてしまうし、逆に弱くなると物足りなさを感じると思います。

バランス感が良くなりました。

冷めた状態

やはりクルミの存在感にちょうど良いコーヒー感(苦味・酸味・コク)を感じ、バランスが良いです。

クルミ風味
(4.0 / 5.0)
苦味
(4.0 / 5.0)
酸味
(4.0 / 5.0)
コク
(4.5 / 5.0)

コーヒー粉10g クルミ粉2g

熱々の状態

コーヒー粉が多い分、クルミの存在感に負けず、一番コーヒー感がありました。

ただ苦味が強調され、コクも強いので濃度が濃すぎる感があります。

濃いめのコーヒー好きの方にはオススメかもしれません。

冷めた状態

苦味は少し抑えられた感がありました。

クルミの強い存在感に負けないコーヒー感を感じるのですが、やはり濃度が濃すぎますね。

クルミ風味
(4.0 / 5.0)
苦味
(5.0 / 5.0)
酸味
(5.0 / 5.0)
コク
(5.0 / 5.0)

まとめ:コーヒー粉9gクルミ粉2gがベスト

クルミ粉量は2gで変えずにコーヒーの粉量を8g、9g、10gと量を変えて味比べをしました。

この中ではコーヒー粉9gクルミ粉2gがバランスの良い味わいでベストという結果となりました。

クルミ風味は強すぎてもクセが強いので美味しくありません。

ほんのり香る程度がコーヒーと絶妙にマッチして美味しいです。

そのバランス感がちょうどイイのがコーヒー粉9gクルミ粉2gとなりました。

ロースト

前回のアーモンドの時も9:2がベストな割合だったので、ナッツ全般でもこの割合が良いのではないかという仮説も…

ここまで読んでいただきありがとうございました。

コーヒー粉量8g9g10g
クルミ風味
(5.0 / 5.0)
(4.0 / 5.0)
(4.0 / 5.0)
苦味
(3.0 / 5.0)
(4.0 / 5.0)
(5.0 / 5.0)
酸味
(3.0 / 5.0)
(4.0 / 5.0)
(5.0 / 5.0)
コク
(4.5 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
(5.0 / 5.0)